すぐ理解出来る目標利益を上げる売上高の計算方法(損益分岐点売上高の応用)


中小製造業の皆さんの中には、新型コロナウイルスの影響で、売上が落ち込み当面の資金繰りのために融資を受けられている方が大勢いらっしゃると思います。

では、元本据置期間終了後に借入金の返済を行っていくためには、どれだけの売上高が必要になるか把握されていらっしゃいますか。

製造業の皆さんは、顧客、製品により粗利率のバラツキはあるとは存じますが、粗利率、固定費額の前提が定まっていれば、以下の計算式で目標利益を得るためにいくら売上が必要になるか簡単に計算できますので、是非、ご活用ください。

なお、この計算式は、年間でも、月単位でも、日単位でも使えますし、Excelなどのパソコンの表計算ソフトを用いれば、粗利率、固定費の前提条件を変え、ベストケース、平均ケース、ワーストケースなど好きにシミュレーションができるので、きっとお役に立つと思います。


目標利益を得るために必要な売上高の計算式

ここで、計算のやり方を具体例で示します。

まず、利益は営業利益ベースすると、固定費は、製造原価に含まれるものと販管費に含まれるものを合算する必要があります。

ここでは、製造原価に含まれる固定費として年間に

労務費 :40,000千円

水道光熱費 : 1,000千円

減価償却費 :15,000千円

給与 :25,000千円

役員報酬 :10,000千円

広告費 : 4,000千円

その他 : 5,000千円

で、合計 100,000千円が掛かっているものとします。

また、粗利は、過去の実績から、30%とします。

ここで、年間に得たい利益これを、20,000千円とすると、この目標利益を得るために必要な売上高は、以下の通り計算出来ます。


これにより、年間 20,000千円の利益を上げるためには、年間 400,000千円の売上

が必要になることがわかります。

仮に今までの実績から既存顧客からは、340,000千円の売上しか期待できないとする

ならば、新規顧客から、その差分である 60,000千円の売上を上げる必要があることがわかります。

そして仮に、1案件の平均受注金額が 5,000千円とするならば、12案件の獲得が必要であることがわかり、「目指すは毎月1件の新規案件獲得」と具体的な目標に落とし込むことができます。


なお、新規案件獲得のためには、まず、新たな販売先候補(業界、用途、顧客層)を見つけ、商談につなげなければなりませんが、その考え方については、”バリューサーチのコンサルティング”をご覧ください。


無料相談申込
会員登録

株式会社バリューサーチ 〒146-0095  東京都大田区多摩川二丁目30-10-901 TEL : 03-6822-6380

Copyright(c) valuesearc., Inc. All rights reserved.