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自社の価値発信が必要な背景について


本日の日経新聞に、「トヨタ・デンソーがEV(電気自動車)開発の基幹技術を共同開発する新会社を設立」

という記事が出ていました。エンジンにこだわっていたトヨタも、いよいよEVに本腰を入れるということで日本の自動車産業も、そんなに遠くない間に大きく変わって行くことになります。

日本の全製造業の製造品出荷額に占める自動車産業の割合は、2割程度あります。また、機械工業全体に占める割合では、何と4割のインパクトがあります。

日本の自動車産業のピラミッド構造を考えると、EV化による自動車のコモディティ化に加え、自動運転の普及による海外勢の新規参入、シェアリングエコノミーによる台数減少は、中小製造業に大きなマイナスの影響を与えることは容易に想像できます。

また、Iotの普及に伴い、製造業のサービス化がますます加速していますが、自動車産業もハード面の付加価値よりソフト面の付加価値の割合が増加し、中小製造業の加工技術の付加価値額はパイが小さくなると想定されます。

以上は、一般的に世の中で言われている動向ですが、別の見方はないのでしょうか?

例えば、音楽業界を見ると、レコードがCD(コンパクトディスク)に代わり、その後、iPodが普及し、音楽配信が世の中を席巻し、パッケージ品が売れなくなってしまい、その後、音楽の再生機器も、スマートフォンに取って変わられてしまいました。

しかしながら、最終的にデジタルの音楽も、聞くのはアナログな人間です。その証拠に、数年前から音楽を聴くためのヘッドホン、イヤーホンの数万円のものが大手家電量販店で、結構なスペースを取っておいてあります。

マスコミは、極端な方向で報道するため、先の自動車産業のEV化に対しても、マイナス面しか取り上げませんが、音楽の例の通り、(パイは小さくなるかもしれないけれど)最終的に使用する人間がアナログで捉える以上、地道な努力とすり合わせ能力の高い、日本の中小製造業の生き残る道はあると私は考えています。

そうは言っても、多くの中小製造業は、親会社(大手取引先)からの待ちの営業スタイルであり、自ら市場を創り出す取り組みを行っていないのが現状ではないでしょうか。自社が、アンテナを高くし、市場ニーズを捉える取り組みがますます重要になってきます(詳しくは、本ブログ、「貴社の価値を追求する(その2」を参照下さい)。

加えて、ホームページを自社で運営し、自社自身及び自社の製品・技術(私はこれを自社の価値と表現しています)を発信することにより、新たな市場・顧客を発掘する活動を、今から始め、来るべき製造業のサービス化の時代への生き残りのネタを見出す活動を中小製造業の皆さんに取り組んでいただきたいと考えております。

今後の生き残りのためには、アンテナを高くすることに加え、自らの情報発信が勝負の鍵になると私は考えております。

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株式会社バリューサーチ

代表取締役 今喜多 秀幸

中小企業診断士

#トヨタ #デンソー #EV #価値発信 #自社の価値 #製造業のサービス化

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